私の読書月記【26.03】

読書日記

⚠️注意:ネタバレを含みます

3月の読書数:8冊
2026年総数:26冊

『3000万語の格差』ダナ サスモンド

3歳までの子供に対して、
どれだけ言葉をかけるかが
その後の学習の基礎になる

様々な研究をもとにして、
保護者や保育者、社会に提言を示した一冊。

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子供を授かってから、
どんな人になって欲しいのか、考えることが増えた。

いろいろ自己問答をしてみて、
私が思うのは
言葉を大切にして欲しいということ。

30年生きてきて、
ことばの力、悪いことも良いことも
経験してきたからこそ、
私自身、ことばを大切に扱いたいと日々思っている。

そんなことを考えていた時に出会った一冊。
ギョッとするタイトルに惹かれ、
なんだなんだと読み進めてみたのだ。

親との対話が子供の可能性の土台となる

子どもとどう向き合っていけばいいのか
が具体例を用いて示されていて
私も取り入れながら子育てをしてみたいなと思った。

改めて、子育ては
忍耐力を試されるのかもしれない。。汗
という少し焦りや不安も感じたが、
私自身も成長できると信じて
楽しんでいきたいものだ。

『きみは赤ちゃん』川上未映子

芥川賞作家による、妊娠から出産、育児を
描いたエッセイ。

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あ〜わかるわかる!とか、
え、その視点でその出来事を捉えたことはなかった!
と新鮮で面白い視点だったり、
今後、そんな恐ろしいことが起こるのか、、
と戦々恐々としたり。

その当時の思いが
ひしひしと臨場感満点で伝わってきて、
先輩ママさん体験記として
それでっ?それでっ?と
高速で読ませてもらった。

そして、最終的に行き着いたのは
答えが全部載ったHow Toなんて存在しないってこと。
生まれてきた子に向き合って、
その子に合わせて、私たち親が学んでいくしかないと
改めて腹をくくった。

女性の体の中で繋がっていたものの
生まれてきた子どもは
あくまで自分とは別の存在であること、

子どもの誕生は親のエゴである

そういうドライな考え方も
ちょっとだけマタニティハイな私に突き刺さったのだ。

私の心に残った一文

「生んでもらった」、「生んでくれた」、「生んであげた」みたいな応酬というか定形みたいなものをそろそろやめたほうがいいんじゃないかな。

『神様のカルテ』(0・新章) 夏川草介

『神様のカルテ 0 』は
主人公の栗原一止の大学から研修医時代の様子を
『神様のカルテ 新章』は
大学病院での勤務の様子を
描いたものである。

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2月に1〜3を一気読みしてから、
続きが気になって仕方なかった。
彼の医学への哲学の背景をまじまじと
見せつけられた。

そして、新章では一止に娘が誕生していた。

彼女は股関節に少しの障がいを抱えて生まれてきた。
春に生まれた小春ちゃん

娘に対して、
ただ食べて、寝て、笑ってくれれば良い
と思いを語っていた。

来月出産予定の私にとって、
何にも変え難いエールだった。

生まれてきてくれるその日が間近に迫り、
いろんな不安が寄せてくる日々の中で触れたこの言葉こそ
最大でシンプルな親としての想いなのかもしれない。

私の心に残った一文

相手が何を考えているのか考える力が優しさ

『スロウハイツの神様』(上・下)辻村深月

話題の脚本家の持つアパートに
大人気作家をはじめとした
7人のクリエイターが生活を共にしている。

一握りの人にしか掴めない成功を目指して
彼らの活動の根本にはどんな思いがあるのか。

後半の物語の加速度に
きっと飲み込まれてしまうと思う。

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最初はそのアパートに住む人たちを
詳細に描いていく物語なのか。。
とちょっと物足りなさを感じていたが、
後半の伏線回収に胸がいっぱいになった。

いつの日か、
「お久しぶりです」とコーキが言った理由を
環が知る日がきてほしい。

彼女の存在に救われた人がいること、
彼女が思うのと同じくらい、それ以上に
その人に愛されてきたことを
知ってほしいと願わずにいられなかった。

愛されることだけではなくて、
愛することも
人を強く、そして前に進む力をくれる。

エンヤの娘の名前が小春ちゃんなのも
直近読んだ神様のカルテに通じるものがあって
なんだか運命を感じた。

私の心に残った一文

人間は、「優しさ」か「強さ」か、そのどちらかを持っていなければ生きていくことなどできず、たいていはそのどちらか片方だけに目が行きがちだが、けれど人は意外とその両方を持ち合わせているという話。

『ムーミン谷の彗星』トーベ・ヤンソン

ムーミントロール達が暮らす谷に
彗星が落ちてくる。

その日はいつなのか、彗星とは何なのか
探るため冒険を始めたムーミントロールとスニフ。

道中、スナフキンやスノークのおじょうさんと出会い
様々なハプニングが起きつつも、
協力しながら歩を進めていく。

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小さな時から、キャラクターとして
私の近くにいたムーミンの仲間たち。

何となく、ミーのあの小生意気さが好きだったくらいで
物語に触れたことはなかった。

80周年を記念して新版が発行され、
本屋に並んでいるのを目にして以来気になっていたのだ。

「彗星が自分の暮らす地域に迫っている」
一大事なのに、何だか彼らはマイペースなのだ。

もっとあくせくするものでは?
と読み進めながら、なぜか私がソワソワ。

何事もすぐに答えや解決方法を手に入れたくなる

だけど、
自分を大きく見せたいと思って失敗したり
誰かを好きになったり、
自分の趣味に一直線だったり。

自分に正直に生きるってこういうことだよな。

私の一番のツボは
スナフキンが人生の哲学をぽろっと話してくれるところ。

子供向けだと思っていたムーミンの小説から
学ばされることはたくさん散らばっていた。

私の心に残った一文

なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、難しくなっちゃうんだよ。

『たのしいムーミン一家』トーベ・ヤンソン

ムーミン谷での暮らしにスポットライトが当たった一冊。

不思議な帽子を手に入れたり、
新たなお友達ができたり、
大事な友人がまた旅に出てしまったり、

相変わらずのマイペースな彼らの
日常がとっても愛らしい。

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今回も学びがたくさん散りばめられていた。

生きていくためには、常に目標が必要だということ。

切手収集が趣味のヘムレンさんが
集めきったことによる退屈さを漏らした描写から
感じたこと。

何かを追い求めることこそが
人生を前向きに歩んでいく鍵なんだと思う。

私の心に残った一文

生きるってことは、平和じゃないんですよ

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