バタバタと過ぎていった師走。
『自分の親に読んでほしかった本』 フィリッパ・ペリー
子どもとの関係性の背景に何があるのか
どう自分と子どもと向きあっていくのか
こうすべし!というマニュアル本ではなく
親子の関係性を見つめ直すことのできるよう
具体的な事例も交えながら解説されている。
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SNSで目にしてから気になっていて、
本屋でも目立つ場所にディスプレイされていたから
話題の一冊だったのだと思う。
私にとって初めての育児本。
「子どもを育てるとは」という
答えのない問いへの答えを考えるヒントになったと思う。
具体的な例を用いて
参考となる方法が記されてはいたものの、
一冊を通して、大切にしたい思いは、
その子を育てる対象ではなくて
一人の人間として接するということ。
それには自分にどれだけの「余裕」が持てるかが
鍵だと思う。
慣れない育児にどこまで自分が向き合えるのか
人間力を試される。笑
私もきっと育てられる立場なんだと思う。
『30歳から伸びる人、30歳で止まる人』 有川真由美
漫画を交えながら、
30歳から伸びる人となるための
48ものアドバイスが記載されている。
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人生の指南書とやらはなぜか手に取ってしまう。
きっと、私は欲張りだから、
幸せなはずの今の人生をより幸せにしたくて
もがいているのだと思う。
私は、今年30歳になった。
20代から30代に変わる時の違和感はなかった。
多分、早く大人になりたかった。
外部要因に感情を乱されることが多かった20代と
早くお別れしたかったのだと思う。
と、言っても
30代に突入したところで、
劇的に何かが変わったわけでもない。
30歳はただの人生のポイントで、あくまで通過点だ。
正直、読んでいて
「ああ、それができたら理想的だな」
という言葉が何度も口から溢れた。
だから、全部を取り入れようとはせず、
60-70パーセントの気持ちで読むことをおすすめする。
(読んだものは取り入れたいという、私のがめつさも少し緩和されてきた。)
誰もが認める理想的な30代にならなくても良い。
自分らしさを保ちながら、
この本のアドバイスを頭の片隅に置いて
生きていったらいいんじゃないか。
そう思わせてくれた一冊だった。
私の心に残った一文
遠回りをしても、しばらく休んでも、自分の道を自分のペースで歩けばいいのです。
自分の幸せに、唯一責任があるのは自分だけ
『「好き」を言語化する技術』 三宅香帆
他人が使った言葉ではなく
他の誰でもない自分が紡ぐ言葉で
自分の「好き」を表現すること。
その積み重ねが自分の人生を語ることにもつながる。
SNSを通して、
どこにいても簡単に言葉を発信できると同時に
顔も知らない誰かの言葉が簡単に
自分の中に入ってきてしまう時代の中で
自分だけの言葉を見つける工夫が散りばめられた一冊。
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私は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
という本で、三宅香帆さんの考えに出会った。
自分自身が、
大好きだった本を
多忙という理由で全く読めなくなった経験を
実際にしたからこそ、
三宅さんのこの本によって
「読みたいけど読めない」というモヤモヤを
解消してもらった。
そこから私はもっぱら彼女のファンだ。
そんな中でもなぜ、私がこの本を手に取ったのか。
2025年の人気映画の一つである「国宝」を見に行ったことがきっかけである。
私はこれまで、何かコンテンツを視聴した際には
他の人はどう思っているのだろうと
口コミやネタバレを必ず読んでいた。
視聴しながらコメントを読んでいることもあった。
でもなぜか、国宝鑑賞後はこの映画に関する他人の感想に触れたくなかったのだ。
時間がかかっても自分の言葉で映画を見た感想を伝えたいと強く思った。
あれはどういう意味だろう、
彼は、彼女を言いたかったのだろう、
脚本家は何を伝えたかったのだろう、
そして、ヒットの理由はなんなのだろうか。
自分の中で消化して、落とし込んで、
理解することがとても難しく、
鑑賞から数ヶ月経った今でも
完全に言語化できていないと思う。
表現力は豊かな方だと思っていたのに、
なんだか悔しい。
そんな時に出会ったのが、この一冊。
言語化とは細分化である。
共感したこと、驚いたこと、
不快だったこと、退屈だったこと
を自分の経験と照らし合わせながら書き出してみる。
言語化するにあたっての工夫は
思ったよりシンプルだったのだ。
言葉を使うことが好きで始めたこのブログ。
いつからか、キーボードを打つ手が止まりかけ、
書くことへの義務感を感じ始めてしまっていた。
だけど、
肩の荷を下ろして自由に表現したいと思えるほど、
言語化への前向きな気持ちを持てているのだ。
(お正月効果でしょうか。。💦)
自分の人生を肯定できるように、
自分の言葉で今の私の気持ちを正直に紡げる人に
なれるように訓練する2026年にしたいものだ。
私の心に残った一文
自分の言葉で、自分の好きなものを語るーそれによって、自分が自分に対して信頼できる「好き」を作ることができる
「好き」は儚いからこそ、鮮度の高いうちに言葉で保存しておいたほうがいい
他人の言葉と自分の言葉を、ちゃんと切りわける必要がある。切りわけることで、他人の言葉が自分にとってのナイフにならないようにすることができる。
Naru.


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