私の読書月記【7月】

読書日記

駐在同行中、
大好きな読書の時間を思う存分取れるようになった私。
せっかくなので、記録として残してみる。

今月は3冊をご紹介。
8月はたくさん読めますように。

『未来の働き方を考えよう』 ちきりん

時代の変化に合わせて
自らの働き方も変化させていこうという趣旨の内容。

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駐在同行をして、
「働いていない自分」に自信が持てなくなっていた
あの時の自分に読んであげたい。

日本に戻ったあと、
私はどんな働き方がしたいのだろうか。

何を大事にして生きていきたいのか。

私の就職活動は合っていたのか。

そんなモヤモヤに寄り添い、
考えるきっかけを与えてくれた。

本の最後には、
自身の働き方について実際に考えられる問いが
記載されていて私も実際にノートに書き込んでみた。

答えが出たとは言えないけれど、
考えることが大切なんだと思える。

人生はいつでも舵を切りなおせる。

何を重視した人生を送りたいか。
ブレないそれを見つめ直したい。

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私の心に残った一文

「働くことは人生における土台ではなく、人生にとって重要なものの一つ」

『地雷グリコ』 青崎 有吾

じゃんけんで歩数を決めるグリコや
百人一首の札を用いた神経衰弱。

それらに独自のルールを追加したゲームで
平和な日常を願うものの並外れた頭脳を持つ
女子高校生の真兎は巧みな技を用いて
次々に勝利を重ねていく。

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心理戦、頭脳戦、、ルールの穴を抜ける作戦や
そこまでする!?という仕掛け。

正直、平凡な脳を持ち合わせた私には
対戦相手を含めた彼女たちの考えに
ついてくことはできなかった。

だけど、その戦いの先にある
「友人のために」という純粋な思いに
どこか懐かしく、そして
どこかで落としてしまった悲しみを感じた。

私は大人になりすぎたのかもしれない。

何が本当で何が嘘なのか。
ハラハラドキドキと
ページを捲る手が止まらないゲーム小説。

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私の心に残った一文

馬鹿と煙は高いところが好き。
しかしこの場所からの景色は、なかなかどうして馬鹿にできないのだった。

『青空と逃げる』辻村 深月

平凡な毎日から一転、
様々なところで身を隠して生活する日々へ。

一人の人間として、妻として、母として
周りの力を借りながら、
自分の持つ力をフル活用しながら
果敢に生きる姿を目撃できる。

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自分が彼女の立場だったら、どうだろう。

連絡のつかない夫への怒り?
思春期の息子への戸惑い?

強く生きていくことはできるのか。
大事なものを守り抜くことができるのだろうか。

ミステリー味が強いのかと思っていたが、
なんだかちょっと背中を押されて
勇気が出せて、前を向ける温かい話だった。

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私の心に残った一文

自分が取り柄やとおもっちょらんようなことでも、他の人から見るとすごいっちゅうことがある。

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