年明け、休職前に一緒に働いていた女性の先輩から第二子出産の報告を受けた。
彼女とは、お互いの家族と一緒に野球観戦をしたり、私は個人的にお宅にも泊まりに行かせてもらったりと仲良くしてもらっている。
私は、会社で出会った人とこんな付き合いができるなんて少しも考えていなかった。
「プライベート」と「仕事」を分けたいと強く思っていた私にとって、仕事に関係する方と休日に会うなんて、考えられなかったから。
でも彼女とは、彼女の人柄のおかげもあって、仕事を通していろんな話をした。お互いのこと、家族のこと、その頃抱えていた悩みも全て。
一緒にいることが楽しかった。
私の弱いところを私以上に理解してくれて、肯定して、包み込んでくれると同時に、時には笑い飛ばしてくれたから。
底なしのネガティブな私に対して、底なしのポジティブな性格をしている彼女。彼女と一緒に過ごす時間が長くなるにしたがって、心が挫けそうになった時には彼女を自分の中に召喚して、彼女になりきって過ごしてみたりした笑
私にとっては心から尊敬する人で、なりたい女性像だった。
お泊まりに行かせてもらった時に、完璧だと思っていた彼女にも家でしか見せない顔が見られて。そんな彼女に更に魅了された。スイッチオフの彼女をみて、不完全な自分も受け入れられるようになってきた。
彼女が私にしてくれたことと同じことを彼女に返すことは、きっと何年かかっても不可能だと思う。だけど、これからも繋がっていたいと強く思う女性だ。
前置きが長くなってしまったけど、
そんな大切な人の大切な節目に何かを贈れたらと思い、いろんなものを探してみた。
誰かのために贈り物を考える時間がこんなにも楽しいのかと、改めて気付けた。
デザインに魅了されてMARLMARLで贈り物を選んで。
手書きの手紙に想いをこめた。第一子のお姉ちゃん記念日ということで、可愛いヘアピンを同封してみた。
無事に届いて、とっても喜んでくれて、
お姉ちゃんはヘアピンとお手紙と一緒に寝てくれているみたい。
愛おしくて愛おしくて。
お礼が欲しいとか、そんなんじゃなくて、純粋に喜んでほしいという想いが届いたと心が震えた。
他人重視な傾向がある私にとって、贈り物を贈ることはかなりハードルが高い。
私からもらって嬉しいのだろうか、要らないと思われたらどうしようとか。余計なことばかり考えてしまっていた。
だけど、「喜んで欲しい」という純粋な気持ちで贈っていいんだと改めて気付いた。
贈っているのは私だけど、それ以上の喜びをもらえたのも私だった。
私が好きな本、古性のちさんの『明日、もっと自分を好きになる「私らしく生きる」をかなえる感性の育て方』を読んでからずっと気になっていたこと。
「花を一輪渡す」
ちょっと勇気がいるけど、やってみたいと思う。
その人を思い浮かべて、選んで渡す。
その瞬間にはどんな感情に出会えるんだろう。
行動あるのみだ。
Naru
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