正義は簡単にひっくり返る

私の哲学

「正義は簡単にひっくり返ってしまうことがある」

私たち日本人にとって
アンパンマンほど身近なキャラクターはないと思う。

その生みの親、やなせたかしさんとのぶさんをモデルとした
朝ドラ「あんぱん」の1話冒頭に発せられた言葉。

この一言で私は
このドラマに引き込まれた。

正義とは何だろう。
調べてみると、
正しい道理、人として行うべき正しい行動…等々

正義は一つではない。
国としての正義、家族としての正義、
個人としての正義
それぞれ、全て正しい。

誰かの正義を否定する権利は
例外もなく誰一人持っていない。

こんなことを思うきっかけとなったのは、
やはりこの異国生活だと思う。

当初は異文化が新鮮で面白くて、楽しかった。
でも、適応しなければならなくなって
違いに腹を立てたり、嫌悪感を感じたり。

私にとっての正義は
彼らの正義ではなかった。

私が正しくて彼らが間違っているわけでもない。
彼らが正しくて私が間違っているわけでもない。

こんな単純な事に気付くにも
少し時間がかかってしまった。

「正義は簡単にひっくり返ってしまうことがある」

そして、その正義も
いろんな要因で簡単に変化してしまう。
確かに私も置かれている状況や環境で
自分にとっても正しいが、コロコロ変わる。

私は、相手にとっての正しいを
受け入れる器を持てているのか。
人生を通しての課題な気がする。

どんな物語が展開されていくのか、
毎日楽しみで仕方ない。

Naru.

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