私にとっての一番の本。
原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」
出会ったのは、大学4年生の頃だったと思う。
そこから、
今の会社の最終面接の前にも
就職して心が苦しくなった時も
結婚式の両親への手紙を書く際にも
この本に側にいてもらっていた。
ふとした時に読みたくなる本。
ことばの力について描かれていて、
背中が押されるとか、感動必至とか
いろんな代名詞が付きそうだけど
ただただ、何かを心に訴えられている。
読むたびに
言語化するよりも
心がジワリとする感覚を
ただ受け止めるようにしている。
それがなんだか楽しいのだ。
スピーチライターという存在を
初めて知ったきっかけでもあり、
当時の私は、目指したいと本気で思っていた。
その夢は叶っていないけれど、
言葉の力を良くも悪くも認識した上で
発するようになったと思う。
そして、最近改めて手に取ったきっかけは、
友人の結婚式のスピーチをお願いされたから。
私が主人公と同じ状況になることある!?と、
任せてくれた友人への感謝と恐縮とワクワクと緊張と。
色んな感情で心は慌ただしかった。
おめでとうの気持ちと共に
言葉で式に花を添えられたらいいなと
今日も彼女との日々に思いを馳せている。
Naru.
コメント