彼の妹の結婚式に出席しようとした話。
仕事の関係で前日に日本に帰国した彼と合流し
当日を迎えた。
楽しみだねと、
会場に向かう道中、彼の体調が急変。
何とかたどり着いたが、
吐き気と寒気で真っ青な彼。
隣でおろおろな私。
どうしても出席したいと
ギリギリまで粘ったけれど、
周りに迷惑をかけてしまう可能性もあり、
結局、欠席することにした。
＃７１１９
震える手で連絡して、
近くの病院を教えてもらって。
聞かれたことは
性別・年齢・症状・住所
式場にいるから住所がわからず、
パニックの私に電話の相手は
ホテル名でもいいですよと。
そこから、
彼を抱えて、タクシーの手を借りつつ、
病院へ行き、薬局で薬をもらった。
熱もどんどん上がっていき、
うなされて何度も何度も寝返りを打っていた。
薬を飲んだら、
効果が出るまで待つしかない。
苦しむ彼の寝顔に
頑張れ頑張れと囁いた。
なぜか私が涙が流れた。
出来るなら代わってあげたいと
少しだけ思った。少しだけ。
彼が寝返りをするたびに
気になって目が覚めていたけど、
朝、彼が少しよくなったと笑ったら
心が緩んで眠くなった。
全快して
更なる体調管理を決意した彼は
中国に戻って行った。
何しに帰ってきたの。笑。
でも、私がそばにいる時でよかったよ。
笑って許してくれてありがとう。妹ちゃん。
Naru.
コメント